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オーパルカヌースクールの基本方針は、次の3つです。

@「カヌーに親しみスポーツを好きになる。」
スポーツを行うことの原点は運動が好き・カヌーが好き・体を動かすことが好きということ。一流スポーツ選手で運動嫌いの選手はまずいないでしょう。皆、そのスポーツが好きすぎて極めてしまった方がほとんどだと思います。

A「基礎運動能力を向上させる。」
カヌーを漕ぐだけではなく、跳ぶ・投げる・走る等の運動の基本となる部分に重点を置きトレーニングプログラムを組んでいます。「プレ・ゴールデンエイジ」、「ゴールデンエイジ」、「ポスト・ゴールデンエイジ」と呼ばれる年代があり、各年代にあったプログラムを提供しています。プレ・ゴールデンエイジでは、多種多様な運動を用意し、運動神経を養います。ゴールデンエイジでは引き続き様々な運動を行うことと併せて、技術の向上を図ります。ポスト・ゴールデンエイジでは、持久力の向上を図るとともに、個人にあったプログラムを用意し、成長にあわせて運動を行います。

B「生きる力を育む」。
近年では子どもたちが屋外で遊ぶ環境が著しく減少しています。また、生活環境の変化に伴い、集団での活動や、年齢・学年が違う子どもたちとの触れあいが減少しています。活力のある生活を送るためには、身体が資本となります。生きる力を育むために、様々な人と交流しスポーツを通して社会性を養う場としてこの教室を活用して頂ければ幸いです。また、受身ではなく自ら考えて行動する力も養えるように工夫を凝らしています。

この3つの基本理念をもとにカヌースクールの活動を行っていますが、将来オリンピックでメダルを獲れる選手をこのオーパルカヌーチームから輩出する、という目標に取組んでいます。


現在、オリンピックでのカヌー・カヤック種目でのメダル獲得数はヨーロッパが8割以上を占め、日本人選手がメダルを獲得したことは無いのが現状です。日本の競技レベルの低さに考えられる要因が大きく分けて3つあげられます。

1つ目が、世界の強豪国では競技力を向上させるために心理的・技術的・体力的要因を数値化し、トレーニングを行っています。日本ではこの数値化に基づいたトレーニング計画を作成することがほぼありません。日本人選手と外国人選手の数値比較を行った場合、すべてにおいて日本人選手が劣っているわけではありません。今後の日本人選手の育成には、データの収集、分析・解析を行い、トレーニング計画にフィードバックすることが重要です。

2つ目が長期的視点に立った一貫指導とトレーニングプログラムの未定着。日本の教育環境が小中高大学と3から6年単位で環境が変化します。学校が変わると同時に指導者、指導方法が変わり選手が困惑します。強豪国のヨーロッパ諸国を見ると、10歳前後にクラブチームに所属すると、殆どの選手はそのクラブチームで一生を過ごします。また、海外では将来を見据え練習内容や指導方法も、オリンピックや世界選手権等の権威ある大会で活躍出来ることを前提に指導が成されています。
一貫指導の中で特筆して日本との相違点は、小中学生時における練習・試合方法と、道具の違いがあります。まず、日本での試合は小学生が200m中心、中学生が500m中心の試合が殆どですが、強豪国では、15歳までは2,000mの試合が中心です。日本ではスピードを向上させるメニューが中心で、世界では有酸素能力向上とテクニックに重点を置いた練習メニューが組立てられています。現在の日本の状況としては、世界選手権等の大会では16歳までは強豪国と大きくレベルは変わらないが、それ以降になると大きく差が開いてきます。これは練習方法や練習環境の違いからくる要因が大きく、長期的視点に立ったプログラムを組むことが必要不可欠です。

3つ目がカヌースプリントの競技人口、レジャーカヌー・カヤック愛好家の少なさが挙げられます。世界に目を向けるとランニングや散歩といった感覚でカヌー・カヤック行っている国があります。また、国技として行っており、国をあげて応援・サポートする国もあります。一方、日本では乗ったことが無い、更にはカヌー・カヤックを知らないという人も少なくありません。ここ、滋賀県においても、すぐ近くに琵琶湖という素晴らしい環境があるにも関わらず、琵琶湖で遊んだことがないという人もいます。「水辺は危ないから!!」、「カヌーって難しいのでは??」というマイナスイメージを変え、日本でも老若男女が気軽にカヌー・カヤックを行える環境を整え、裾野を広げることが競技力の向上に繋がる思っています。

この3つをクリアしつつ、日本人の長所を残しながら独自の教育プログラムが出来れば、将来オリンピックでメダルを獲るという目標も、確かなものになると確信しています。





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